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住宅改修で手すりを取り付ける際の一般的な高さは?場所ごとに解説

階段の手すり

 

手すりは、転倒防止や歩行の補助などをするために有効です。適切な高さに取り付けることで、高齢者や介助が必要な方の生活をより安全で快適にできます。この記事では、住宅改修で手すりを取り付ける際の一般的な高さについて解説します。場所ごとにそれぞれ解説するため、取り付ける予定のある方はぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

住宅改修で手すりを取り付ける際の一般的な高さ

住宅改修で手すりを取り付ける際の一般的な高さは、場所によって異なります。以下5カ所に手すりを取り付ける場合の、一般的な高さをまとめました。

 

  • 廊下
  • 階段
  • 浴室
  • トイレ
  • 玄関

廊下

廊下の手すりを取り付ける高さは、75cm〜85cmの間に設置されることが一般的です。利用者の身長に合わせて調整しましょう。廊下の手すりは、転倒防止や歩行の補助を目的として利用されることが多いです。取り付ける高さが高すぎると、バランスを崩した時にすぐ掴めません。歩行中に体を支えやすい高さに取り付けると、安全に利用できます。

階段

階段の手すりを取り付ける高さは、廊下と同様に75cm〜85cmが目安です。利用者の身長が低い場合は、さらに低く取り付けると握りやすいです。手すりの位置が高い場合、体の重心が後ろに下がりバランスを崩しやすくなります。階段でバランスを崩すと転落につながる恐れがあるため、利用しやすい高さに取り付けましょう。

浴室

浴室の手すりは、取り付ける場所によって高さが異なります。浴室の出入口に取り付ける縦手すりの高さは、歩行の補助に利用するため120cm前後が一般的です。浴槽内に取り付ける手すりは、80cm~140cmを目安にすると良いでしょう。また、洗い場の立ち座りを補助する縦手すりは、床から60cm前後の高さに取り付けるのをおすすめします。浴室は濡れていて滑りやすいため、複数の場所に取り付けると安全です。

トイレ

トイレでは立ち座りを補助する必要があるため、L字型の手すりがおすすめです。一般的には、縦の手すりが便座の先端から20cm~30cm上の場所に取り付けることが多いです。横の手すりは、便座の高さから23cm~30cm上を目安に取り付けましょう。便座や壁面との間に、適切な空間を保つことが大切です。

玄関

玄関の手すりは、靴の着脱や立ち座りなど様々な動作に対応する必要があります。用途に適した形状の手すりを組み合わせて利用することが大切です。一般的には、75cm~85cmの高さを基準として、利用者の状態や用途に合わせて調節されることが多いです。

手すりを取り付ける際のポイント

手すりを取り付ける際のポイントは、以下の4つです。

 

  • 利用者の動きを確認しながらつける
  • 目的に合った形状の手すりを選ぶ
  • 降り・利き手を優先してつける
  • 業者に取り付けを依頼する

利用者の動きを確認しながらつける

手すりを取り付ける際には、利用者の動きや身体の動きを確認しながら付けることが重要です。利用者がどのような動きで手すりを利用するかを考慮し、適切な高さや位置に取り付けることで、立ち座りや歩行などがしやすくなります。

目的に合った形状の手すりを選ぶ

手すりは、目的や設置場所に合わせて適切な形状を選ぶことが重要です。縦手すりやL型手すりなど、利用者が安定して利用できる形状を選ぶことで、安全性や利便性を高められます。

降り・利き手を優先してつける

手すりを取り付ける際には、利用者がより安定して利用できるように、降りや利き手を優先して取り付けることが大切です。特に階段や浴室などは転倒や転落のリスクが高いため、十分に考慮して取り付けましょう。

業者に取り付けを依頼する

手すりの取り付けはDIYでも可能です。しかし、安全かつ適切に手すりを取り付けるためには、業者への依頼が確実です。安全面を考慮して、業者に取り付けを依頼しましょう。

適切な高さに手すりを取り付けて安全を確保しよう!

手すりの適切な高さは、利用者の状態や用途によって異なります。適切な高さに手すりを取り付け、安全な生活を送れるようにしましょう。

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