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住宅改修で床材変更をする時に対象となる理由は?対象外の理由も解説

玄関の床

 

床材の変更は、適切な理由があれば住宅改修の対象になります。しかし、どのような理由であれば良いのかご存じない方もいるでしょう。場合によっては対象外になるため注意が必要です。この記事では、住宅改修で床材変更をする時に対象となる理由について解説します。床材変更を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

住宅改修で床材を変更したい時に対象となる理由

住宅改修で床材を変更したい時に対象となる理由は、以下の4つです。

 

  • 要介護者の心身にかかる負担を軽減するため
  • 要介護者の転倒リスクを軽減するため
  • 車椅子や歩行器による移動をスムーズにするため
  • 介護者の負担を軽減するため

要介護者の心身にかかる負担を軽減するため

滑りやすい床材や安定しない床材が使用されている場合、常に転倒しないように気を張って生活する必要があります。体に力が入ることはもちろん、精神的にも負担がかかり続けるでしょう。また、転倒のリスクが高い場所であれば、介護者に介助してもらうことが必須となる場合もあります。しかし、入浴やトイレなど介護してもらうこと自体に羞恥心を感じ、精神的負担を感じる方もいます。

 

床材を滑りにくい種類や安定感のある種類に変更することで、要介護者の自立につながりやすいです。さらに、自分でできることが増えると自尊心の保持や自己肯定感の向上につながり、精神的負担を軽減できます。

要介護者の転倒リスクを軽減するため

滑りやすい床材を使用している場合、要介護者の転倒リスクが高まります。特に高齢者の場合、骨折や寝たきりにつながるおそれもあるため注意が必要です。転倒のリスクが高い浴室や、行き来することが多いリビングなどの床材を、滑りにくい種類に変更すると怪我の予防につながります。転倒のリスクを軽減することで、安全性の高い生活を送れるでしょう。

車椅子や歩行器による移動をスムーズにするため

床の硬さや滑りやすさなどは、要介護者の快適性や安全性に影響を与えます。例えば畳やカーペットなどを床材として使用している場合、車椅子や歩行器の移動が難しいです。屋外の場合、砂利を使用していると安定感がないため、同様に移動を困難に感じることもあるでしょう。

 

フローリングやコンクリ塗装に変更すると、安定して移動できるため、車椅子や歩行器の移動時の負担や疲労を軽減できます。また、スムーズに移動できるようになることで、要介護者の自立度や生活の質の向上にもつながりやすくなります。

介護者の負担を軽減するため

床材を滑りにくい種類や、安定して歩行できる種類に変更すると、要介護者が自分でできることが増えます。要介護者のできることが増えると、介護者の負担も軽減できるでしょう。また、メンテナンスや清掃が容易な素材に変更すると、介護者の時間や労力を節約できます。

住宅改修で床材を変更したい時に対象とならない理由

住宅改修で床材を変更したい時に対象とならない理由には、以下のようなものがあります。

 

  • 畳やカーペットが古くなったためフローリングに変更する
  • ベッドなど重たい家具を置くため畳からフローリングに変更する

 

床材を変更する場合は、介護に関する理由でなければいけません。経年劣化や家具を置くためなどの理由は、介護保険の対象にならないため注意しましょう。

介護保険で住宅改修に活用できるのは20万円まで

介護保険で住宅改修に活用できる金額は、総額20万円までです。住宅改修にそれ以上の金額がかかる場合、自費で行わなければならないため注意しましょう。ただし、以下の場合は再度20万円まで補助してもらえます。

 

  • 要介護状態区分が3段階以上重くなった
  • 転居した

 

状況に合わせて、介護保険を上手に活用することが大切です。

適切な理由書を提出して住宅改修を行おう!

床材変更は、適切な理由があれば介護保険を活用できます。介護保険を活用し、住宅改修にかかる金銭的負担を軽減しましょう。

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