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洋式トイレの適切な高さは?合わないトイレを利用するリスクも解説

介護用トイレ

 

トイレの高さが低いと、立ち座りの動作にかかる負担が大きくなるため介護が必要な方にとっては特に辛いです。そのため、適切な高さのトイレを使用することが大切です。使いやすいものを利用することで、体にかかる負担を軽減できます。この記事では、洋式トイレの適切な高さについて解説します。合わないトイレを利用するリスクも合わせて解説するため、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

洋式トイレの適切な高さ

洋式トイレの適切な高さは、利用者の身長によって異なります。利用者の身長に適した高さのトイレを使用することで、足腰への負担を軽減可能です。ここからは一般的に適切な洋式トイレの高さと、高齢者・子供に適した高さを解説します。

座った時の膝の角度が90°の高さ

洋式トイレは座った時の膝の角度が90°になる高さが適切です。座った時の膝が90°程度であれば、足腰にかかる負荷が小さくなるため、立ち座りの動作が楽になります。

高齢者の場合

高齢者の場合、足腰が弱くなり立ち座りの動作が負担になる場合があります。そのため、洋式トイレの高さは、比較的高めにするのがおすすめです。高めの洋式トイレであれば、立ち座りをする距離が少なくなるため使いやすいです。トイレは1日に何度も利用するため、体にかかる負担が少ない方が身体的にも精神的にも楽でしょう。

 

また、既存のトイレのまま高さを調節したい場合は、補高便座の利用がおすすめです。補高便座とは、便座の下に挟んだり上に置いたりして座る位置を高くする製品です。便座の上に置くタイプの製品であれば、簡単に設置できるため使用者に合わせて高さを調節できます。補高便座は介護保険を利用して購入できるため、ぜひ検討してみてください。

子供の場合

小さな子供の場合、身長が低いため高い洋式トイレは使いづらいです。そのため、洋式トイレの高さは低めが良いです。しかし、これからの成長を考慮して、わざわざ低い洋式トイレに交換する方は少ないでしょう。既存の洋式トイレのまま小さな子供でも使いやすくするためには、子供用椅子や踏み台の利用がおすすめです。

 

洋式トイレの便座部分が広いと、子供の年齢や体型によっては安定して座ることが難しい可能性があります。子供用椅子を置いて利用すると、便座が体にフィットしやすくなるため安定して座れます。また、足場を使用して足全体を踏みしめられるようにすることで、排泄時に踏ん張りやすくなります。

合わない高さの洋式トイレを利用し続けるリスク

現在の日本で普及しているトイレの多くは、高さ40cmの種類が設置されていることが多いです。しかし、日本人の平均身長は年々伸び続けているため、高さ40cmのトイレは体に適していない可能性があります。合わない高さの洋式トイレを利用し続けると、膝や腰への負担が大きくなるため注意が必要です。負担が蓄積することで、慢性的な痛みにつながるおそれもあります。

洋式トイレを交換する時の注意点

洋式トイレを交換する時には、ショールームに赴き実際に座って使用感を確かめることが大切です。トイレには様々な種類があります。カタログやHPでも数値や見た目は確認できますが、実際に座った感じはショールームに行かないとわかりません。確かめずに交換してみて、使いづらいと感じるおそれもあるため注意が必要です。安い買い物ではないため、様々なトイレの使用感を比較してから検討しましょう。

体に合った高さの洋式トイレを利用しよう!

洋式トイレは、体に合った高さのものを利用することが大切です。座った時に膝の角度が90°程度になる高さの洋式トイレを利用すると、足腰への負担を軽減できます。家族によって身長が異なる場合は、補高便座や踏み台などを利用して調節しましょう。

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