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介護リフォームすべき場所はどこ?目的や必要性、費用相場などを解説

手すりのあるバリアフリートイレ

 

在宅介護において、重要なポイントの一つである介護リフォームは「バリアフリー化」とも言い換えられます。バリアフリー化は、介護をする方と介護される方の両方にメリットがあり、お互いの負担軽減につながります。この記事では、介護リフォームの目的や必要性、リフォームするべき場所などについて詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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介護リフォームとは

介護リフォームとは、加齢や怪我・病気などにより身体能力が低下した高齢者の方が、住みやすい家にリフォームすることです。家の中を移動しやすくなることで、自分の足で歩こうとする意欲が高まり、自立心を促進する効果も期待できます。

介護リフォームの目的・必要性

介護リフォームを行う目的は以下の2点です。

 

  1. 要介護者の暮らしをサポートする
  2. 介護者の負担を軽減する

要介護者の暮らしをサポートする

まず1つ目の目的は、要介護者の方の暮らしをサポートすることです。るべくご自身の力でも生活しやすいようにするために、手すりを設置したり、段差をなくすなどのリフォームをします。また階段からの転落や段差で、こけたりといった事故を防ぐのにも役立ちます。

介護者の負担を軽減する

もう一つの目的は介護者の負担軽減です。要介護者が暮らしの中での負担が少なくなれば、介護者も介護における負担が減少します。例えばトイレに手すりがあれば、ご自身で立ち上がれるようになり、介護者がトイレの中に入らなくて済む場合もあります。介護者の負担を軽減するためにも、リフォームを検討するといいでしょう。

介護リフォームするべき場所はどこ?

介護リフォームをする上で、リフォームするべき場所は以下の5箇所です。

 

  1. 玄関
  2. トイレ
  3. 浴室
  4. 階段

玄関

まずは玄関ですが、段差をなくしてスロープを設置すれば車椅子でも出入りしやすくなり、スムーズな移動が可能となります。また、手すりを付けたり床を滑りにくい素材にするのも有効です。

トイレ

トイレには手すりを設置します。立つ・座るの動作がしやすくなり、弱まった筋力でも安定して体を移動させられます。また、和式トイレの場合は洋式トイレにしたほうがいいでしょう。和式トイレは、しゃがむときに足腰に大きな負担がかかるため、便座に座れる洋式トイレが最適です。

浴室

浴室には足への負担を考慮して、浴槽をまたぎやすい浅いものに変更したり、手すりを設置したりするといいでしょう。また、濡れても滑りにくい素材の床に変えることも重要です。

階段

階段には手すりを設置して転倒・落下を防止します。使う人の体格に合わせて、持ちやすい位置に設置することが重要です。また、段差の数を増やして1段ごとの高さを低くすると昇り降りがしやすくなります。自力での昇り降りが困難な場合は、昇降機の設置も検討しましょう。

床は基本的に、段差のない構造にして滑りにくい素材に張り替えるのがよいでしょう。部屋と部屋の間にある段差や脱衣所、トイレなど極力段差を減らして、転倒リスクを防止します。

介護リフォームの費用相場

介護リフォームの費用相場は内容により変動しますが、おおまかには以下の通りです。

 

場所 金額
玄関 スロープ・手すりの設置工事:20万円前後
(段差を撤去する付帯工事などを含めると40~50万円前後)
トイレ 和式から洋式への変更:18万円~
手すりの設置:5~10万円
段差の解消:0.2~10万円
浴室 段差の解消(すのこ設置):25万円
手すりの設置:3~5万円
床材の変更:5万円
階段 手すりの設置:10~15万円
昇降機の設置:50万円~

介護リフォームの補助金はある?

介護リフォームは、補助金を活用して実施できます。介護保険制度の「居宅介護住宅改修費」や「高齢者住宅改修費用助成制度」を利用すれば費用の補助が受けられます。費用を大きく抑えられる場合があるため、お住いの自治体の利用条件や詳細な金額などを確認しておきましょう。

介護用にリフォームして暮らしやすい家にしよう

この記事では、介護リフォームの必要性やするべき場所などについてご紹介しました。介護リフォームは、介護をする人、される人の両方にとってメリットがあります。バリアフリー化が済んでいない場合は、ぜひご検討ください。

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